キッチン横のテーブルに セルフ&ソフトクロージング機構 付きの大口サイズの引き出しを追加

キッチンの横の備え付けテーブルにボックス型スライドレールを使った引き出しをDIYで製作した際のメモです。
このスライドレールにはセルフ&ソフトクロージング機構がついており、途中まで押すと手を離しても重い食器が入った大口サイズの引き出しをゆっくり閉じてくれます。

セルフ&ソフトクロージング機構 付きの大口サイズの引き出し
目次

資材と設計図、木材カット

資材

木材とねじ、ジョイントプレートは近所のホームセンタで購入できるものを使い、ボックス型レールと取っ手はネット通販で購入。ねじは手持ちの数百個入ったお徳用パックを使っています。

# 材料個数用途、備考
1広葉樹集成材 アカシア
15mm X 450mm X 910mm
4前板、背板、底板①
2広葉樹集成材 アカシア
15mm X 250mm X 910mm
1底板②
3スガツネ工業 LAMP
ボックス型レール RUN-BS1
セルフ&ソフトクロージング機構付
品番 RUN-BS1-500-GR174
金属製サイドパネルの色 グレー  、
引出し奥行 488mm 、移動距離 463mm、

皿タッピンねじ4×16 付属
2ボックス型レール
※レールと金属製サイドパネル(側板の高さ174 mm)が1セットになった引き出し用スライドレール
※幅の広い引き出し(キャビネット内幅が768mm以上)の横ぶれを抑えるスタビライザーあり(オプション)
4職人直送 真鍮 アーチ型取っ手
ビスピッチ 300mm、ヘアライン加工、
取付ネジ付き M4 x 20mm
(板厚15mm + 5mm)
2取っ手
※取付ネジは購入時に
 長さを選択できる
5ジョイントプレート
(2列8穴、ステンレス)
42つの板材のつなぎ目を裏側からジョイントプレートでねじ止め
6トラスト頭タッピングねじ
(M4 x 12mm)
適量手持ちのネジ
※ジョイントプレートのねじ止め

引き出しの寸法と板材カットの割付図を準備、ホームセンタで木材カット

備え付けのテーブルなので、棚の開口部の内寸(240 X 890 mm)と奥行(600 mm)、使う板材の厚み(15mm)に合わせて引き出しの寸法を決めてゆきます。このスライドレールはサイドパネル(側板)が1セットになっているので、木材で引き出し箱を作る必要がなく、前板、背板、底板の3枚の板材をサイドパネルの型枠に差し込んでねじ止めすれば完成です。

ポイントは棚の開口部の寸法に合わせてボックス型レールの取り付け位置、前板、背板、底板のサイズを決めることです。スガツネ工業サイト掲載の取説(pdfファイル) p2「 納まり寸法」に設計時に必要となる取付寸法が記載されています。

スライドレールの取り付け位置は前板が棚の前面位置と面一になるように、前板と棚の内寸から上下左右の隙間は2mmづつとなるようにサイズ決めしました。前板、背板、底板の厚みは15mm。底板は450mm以上の幅広の板材が入手できなかったで2つの板材を使ってつなぎ目を裏側からジョイントプレートでねじ止めしてつないでいます。

木材のカットは購入したホームセンタの有償サービス(1カット約35円程度)を使っています。1820mmの板材が余裕でカットでききる大型のカットマシンがありました。ホームセンタ担当者にカットしてもらう際に意図が伝わるように前もってカット寸法のメモを作っておきます。その際、刃の厚み(今回使ったホームセンタのカットマシンは4mm)を考慮しておきます。カット後に誤差がある場合は手持ちの丸のこテーブルソーとカンナで微修正。

引き出しの寸法図とカット寸法のメモ

引き出しの組み立て、据付調整

カット後は板のカット部分のバリ取り、ねじ打する部分に下穴を開けておき、電動ドライバでねじ締めしていきます。

テーブル下の棚にボックス型レールをねじ止め

キッチン横のテーブル下に棚があるのですが引き出しがありませんでした。この空間に食器を収納する大口サイズの引き出しを2杯作ります。

棚の両サイドにガツネ工業 ボックス型レールを付属ねじで取り付けます。取付位置は(スガツネ工業サイト掲載の取説(pdfファイル)p2「納まり寸法」と p4「レールの取付け」を参照)。前板を棚前面と面一にするのか、棚前面に出すのかによって板厚(15mm)分の寸法が違ってきます。

テーブル下の棚にボックス型レール RUN-BS1 をねじ止め

サイドパネルに前板、背板、底板を取り付け、真鍮製のアーチ型 取っ手を前板にねじ止め

スガツネ工業サイト掲載の取説(pdfファイル) p4「取付手順」を参照しながら、レールと金属製サイドパネル(側板の高さ174 mm)が1セットになった引き出し用スライドレールに背板、底板、前板を取り付けます。
背板は付属の取付具とねじで、底板はサイドパネルにあるガイド溝に沿って差し込んでねじ止めします。前板は前板の裏面にダボ穴(φ10mm、深さ10mm)を開けてから前板取付具を打ち込んで取り付けます(取説(pdfファイル) p4「[4] 前板取付具、前板の取付け」)。

前板には長さ300mmの真鍮製のアーチ型 取っ手をねじ止めしています。この前板と真鍮製のアーチ型 取っ手は、リビングやPCルームの引き出しにも同じ製品を取り付けて外観をそろえています。

前板、背板、底板、取っ手をねじ止めしたサイドパネルを棚に固定したボックス型レールに差し込みます。このスライドレールにはセルフ&ソフトクロージング機構がついており、途中まで押すと手を離しても重い食器が入った大口サイズの引き出しをゆっくり閉じてくれます。

前板、背板、底板、取っ手をねじ止めしたサイドパネルを棚に固定したボックス型レールにセット

引き出しの調整

このボックス型レールには引き出しの調整機能(スガツネ工業サイト掲載の取説(pdfファイル) p5「引き出し調整」)が備わっており、左右調整、上下調整、チルト調整ができます。

完成したセルフ&ソフトクロージング機構 付きの大口サイズの引き出し

 

 

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