Seeed Studio XIAO ESP32C3 + 2.8インチTFT液晶(ILI9341)で作った環境モニタ用の二合枡ケース

ブレッドボードで動作テストした後で悩むのが、ユニバーサル基板へのモジュールの配置とそれらを収めるケース。今回使ったパーツの中で最も大きな2.8インチTFT液晶(ILI9341)モジュールの横幅が二合枡の内部寸法にジャストフィットで収まりました。CO2濃度センサSCD30、気圧・温湿度センサBME280は外気に晒しておきたいのでケース前面下部に設置。
二合枡をケースとして使い、木工ドリルでACアダプタ接続用のDCジャック、スケッチ書き込み用のUSBケーブルの差し込み穴、ユニバーサル基板とゴム足固定用の小穴をあける作業でした。
パーツを分割ロングピンソケットを介してユニバーサル基板にはんだ付けして実装することでブレッドボードとワイヤの接触不良がなくなり安定動作しています。

二合枡に格納したESP32C3で作った 環境モニタ
目次

ケース作製用に集めたパーツ

ネット通販と手持ちのパーツを集めて組み立てました。

スクロールできます
#パーツ数量備考
二合枡
外寸: 約108 × 108 × 58mm
内寸: 約 87 × 87 × 47.5mm
1板厚は約10.0 ~ 10.6mm
2ユニバーサル基板適量両面スルーホール、2.54mmピッチ、ガラスエポキシ製
※約80.5 x 86.5mmにカット
3ラッピングワイヤ適量ユニバーサル基板上の配線には30AWG、電源引き出しには24AWGを利用
4分割ロングピンソケット
(細ピン用) 1×40 (40P)
適量モジュールのピン数に合わせてニッパでカット
5樹脂スペーサ(1)
オス-メス M3 x 20mm
4手持ちの樹脂スペーサ(1)と(2)を結合して25mmで利用
ユニバーサル基板の固定用
6樹脂スペーサ(2)
オス-メス M3 x 5mm
4
7プラナット M34
8平頭小ネジ、ナット
M3 x 16mm
4二合枡の背面から樹脂スペーサ(1)を固定
9ACアダプタ
(2.1mmプラグ)
112V 1A 100~240V
※12Vを5Vに降圧して給電
10DC-DC降圧モジュール任意5VのACアダプタ利用時は不要
112.1mm標準DCジャック1
12ゴム足、
木ネジ(タッピングネジ)
4

ユニバーサル基板に実装

ブレッドボード上のテストで動作確認が取れたので、ユニバーサル基板に実装しました。今回使ったパーツの中で最も大きな2.8インチTFT液晶(ILI9341)モジュールの横幅に合わせて、ユニバーサル基板のサイズは約80.5 x 86.5mmとしています。二合枡の内部寸法は約 87 mm× 87mm。
その際、TFT液晶モジュールの両端の接続ピン(J2(14本のピン)、J4(4本のピン))がユニバーサル基板上の2.54mmピッチの両面スルーホールの位置とあっていることを確認しておきます。

あわせて読みたい
Seeed Studio XIAO ESP32C3と2.8インチ液晶モジュール(240×320)を使ったCO2濃度、気圧・温湿度&WiFi時... ILI9341を搭載した240×320の2.8インチTFT液晶モジュールと内蔵するSDカードスロットをSeeed Studio XIAO ESP32C3(以下、XIAO ESP32C3)にSPI接続して動作確認した際の...

各モジュールは分割ロングピンソケットを介してはんだ付け

各モジュールは、ユニバーサル基板に直接はんだ付けしないで、分割ロングピンソケットを介して実装しています。ユニバーサル基板のおもて面に2.8インチTFT液晶(ILI9341)モジュールとCO2濃度センサSCD30、気圧・温湿度センサBME280を、裏面にESP32C3 、DC-DC降圧モジュールを実装。
ケースに収めた際に、(ぎりぎりの寸法ですが)2.8インチTFT液晶(ILI9341)モジュールのSDカードソケットからSDカードを出し入れができること、ESP32C3 のUSBコネクタに外部からスケッチ書き込み用のUSBケーブルが刺せることを確認して配置を決めました。
ユニバーサル基板上のモジュール間の配線には手持ちのラッピング用ワイヤ30AWG(細い)、電源引き出しには24AWGを利用。

ユニバーサル基板の裏面(モジュール実装後)
ユニバーサル基板の前面(モジュール実装後)

ESP32C3 への電源供給、結線図

ESP32C3 への電源供給は、USB type Cコネクタに給電するか、5V出力のACアダプタをESP32C3 の5Vピンにつないで動作させます(ESP32C3 は内部に5Vから3.3Vの降圧レギュレータを内蔵、裏面にバッテリー接続パターン有り)。

参考:
Getting Started with Seeed Studio XIAO ESP32C3(Pinout diagram、power-pins)

ケース実装にあたり、2.1mm標準DCジャックに接続できるACアダプタを使っています。今回、手持ちのACアダプタが12V出力だったので、DC-DC降圧モジュール(MP1584EN)を使って5Vに降圧してESP32C3 の5Vピンに外部給電しています。

DC-DC降圧モジュールのIN+とIN-間に12Vを印可したとき、OUT+とOUT-間が5Vになるようにモジュール上の半固定ボリュームを調整しておきます。INとOUT側の4本のジャンパーピンは付属しないので、余ったワイヤ線などをはんだ付けして自作です。

逆流防止ダイオードは実装しなかったのでUSB type Cコネクタ給電(スケッチ書き込みでPC接続)とESP32C3 の5VピンへのACアダプタ給電は排他利用(同時に接続しない)が良いです。

外部電源から給電(右下)を追加した結線図

二合枡の加工

二合枡の穴あけに木工用ドリル刃(3mm、8mm、18mm)、狭所での作業は先端が細く平たい精密ピンセットを使用。

DCジャック取り付け穴開け、USBコネクタ接続用の穴開け

二合枡の背面に8mm φ の木工用ドリルで穴あけしてACアダプタとつなぐ2.1mm標準DCジャックを装着。開けた穴径がやや大きかったので2.1mm標準DCジャックのねじ部分に強力両面テープを1周巻いてからねじ込んで接着。
二合枡の上面側にはESP32C3 のUSB type CコネクタにPCからのUSB ケーブルを差し込める位置に18mm φ の木工用ドリルで穴あけ、スケッチの修正が容易になりました。

背面の中央下部に2.1mm標準DCジャックを装着
天井にUSB type Cケーブル接続用の穴開け

二合枡ケースにユニバーサル基板を固定、ゴム足を取り付けて完成

二合枡の背面に3mm φ の木工用ドリルで4箇所穴あけして、先にユニバーサル基板と二合枡をつなぐ樹脂スペーサ(1)を二合枡の背面からM3平頭小ネジで樹脂スペーサが少し動く程度にしめておきます。

裏面実装になるモジュール(ESP32C3、DC-DC降圧モジュールを分割ロングピンソケットに差し込んだユニバーサル基板と基板上の電源ケーブルを脱着用の中継コネクタを介して2.1mm標準DCジャックに接続。そのユニバーサル基板を二合枡に組み入れてM3プラナットで樹脂スペーサに固定。その際ユニバーサル基板の4隅に開けた3mm φ 穴と樹脂スペーサのM3ねじの頭がずれて刺さらないときは、開けた3mm φ 穴から見えるねじの頭を精密ピンセットで引き込みます。
ユニバーサル基板と樹脂スペーサを4個のプラナットで固定できたら、二合枡の背面側のM3平頭小ネジを固定します。
最後に、おもて面実装の2.8インチTFT液晶(ILI9341)モジュールとCO2濃度センサSCD30、気圧・温湿度センサBME280を分割ロングピンソケットに差し込んで完成です。
二合枡の底面には ゴム足を4か所に木工用のタッピングネジで取り付けています。

動作確認に使ったスケッチ

Arduino IDE(ESP32C3の開発ツール arduino-esp32インストール済)から、センサモジュールにあったスケッチを書き込んで、初期化状況のメッセージがエラーなく表示されれば完成です。

CO2濃度測定にSCD30センサモジュールを使い、1秒毎に日時・時刻表示、10秒毎に気圧、CO2濃度、温度、湿度を表示、SDカードにその値をファイル名「logdata.txt」でCSV形式で書き込みます。下記のリンク先にセットアップ手順をまとめています。

なお、二合枡ケース搭載時にはSDカードの向きが天地逆さになるので下記ページ掲載のスケッチ「xiao-esp32c3_2.8TFT-LCD_SCD30_BME280_SD-card.ino」の58行目「 tft.setRotation(3);」を「 tft.setRotation(1);」に変更して画面を180度回転表示します。

あわせて読みたい
Seeed Studio XIAO ESP32C3と2.8インチ液晶モジュール(240×320)を使ったCO2濃度、気圧・温湿度&WiFi時... ILI9341を搭載した240×320の2.8インチTFT液晶モジュールと内蔵するSDカードスロットをSeeed Studio XIAO ESP32C3(以下、XIAO ESP32C3)にSPI接続して動作確認した際の...

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次