二合枡をケースとして「LCD時計」と「蛍光表示管IV-21時計」を組み込みましたが、PCからUSB接続しやすいように、USBミニB(メス)の外部引出し用基板を作りました。
2014年発売の国産ニキシー管 CD43 を使った時計キットのUSBはミニBなので、これでLCD、蛍光表示管、ニキシー管の3つの時計をUSBミニB(メス)で統一できました。
目次
集めたパーツ
USBミニB規格の(オス)-(メス)の短いケーブルが見つからなかったので自作しました。(メス)端子側は外部から(オス)ケーブルで接続できるように基板化してケースにネジ固定します。
ネット通販(秋月電子通商など)でパーツを集めて組み立てました。
# | パーツ | 仕様 | 個数 | 備考 |
1 | ブレッドボード用 ミニBメスUSBコネクタ DIP化キット | 2 | 【K-05258】 | |
2 | 両面ユニバーサル基板 | Dタイプ(47×36mm) 4穴 スルーホール | 1 | 【P-12171】 |
3 | USBケーブル | USB2.0 Aオス-ミニBオス ※ミニBオス側ケーブルを利用 | 1 | 【C-07606】 |
4 | 樹脂スペーサ | オス-メス M3 5mm | 適量 | |
5 | M3プラネジ、ナット | 適量 |
Arduino Nano互換ボード用のUSBミニB(メス)延長基板
秋月電子通商の「ミニBメスUSBコネクタDIP化キット」をユニバーサル基板にはんだ付けし、その基板にUSB(Aオス-ミニBオス)のミニB(オス)側を10cmに残して切ったケーブル内の4本の配線コード(赤、白、緑、黒)をはんだ付けします。
今回購入したUSBケーブルは被覆を剥くと「アルミテープ」と「ドレンワイヤー」が出てきましたが基板側では未配線です。
端子番号 | 信号 | ケーブル配線色 |
1 | vbus (+5V) | 赤 |
2 | Dー | 白 |
3 | D+ | 緑 |
4 | 未使用 | |
5 | GND | 黒 |
出来上がったUSBミニB側のユニバーサル基板は、LCD時計を格納した二合枡のアルミパンチ版に樹脂スペーサとM3プラネジ・ナットで固定して完成です。
PCと問題なく通信でき、Arduino IDEでスケッチの更新(時刻合わせ)ができました。
Arduino Uno Rev3用のUSBミニB(メス)延長基板
蛍光表示管IV-21時計用のUSBミニB(メス)延長基板も作りました。小型のケースに組み込みやすいように、Arduino Uno Rev3ボードのUSB端子に配線コード(赤、白、緑、黒)を直接はんだ付けしています。