ブレッドボート上で蛍光表示管IV-21とサイズが大きなIV-18、IV-11の3つを同時点灯できました。今回、最も大きなサイズの蛍光表示管IV-11を8本、DC-DCコンバータ(降圧、昇圧)、VFD Shield for IV-21キット と Arduino Uno R3をユニバーサル基板上に配置、各モジュールの端子間を すずメッキ軟銅単線で半田付けして木製ケースに収納します。
蛍光表示管IV-11をブレッドボードからユニバーサル基板化
ユニバーサル基板化
基板は、秋月電子通商の両面ガラス・ユニバーサル基板(210mm x 155mm)を購入して、ケースに入る大きさ(約190mm x 90cm)に裁断して使いました。
ダイナミック点灯となるように結線した蛍光表示管の桁信号(digit 1~8)とセグメント信号(a~g、dp)とを、VFD Shield for IV-21キットに接続した20pinコネクタに すずメッキ軟銅単線で半田付けします。
IV-11のカソード(フィラメント、1pinと11pin)電源には、XL4015 可変DC-DCステップダウンコンバータを使って、ACアダプタの9Vを1.5Vに降圧して供給します。
Arduino Uno R3の電源は ACアダプタの9Vを Vin端子から供給しています。
アノード・グリッド電源には、8本のIV-11で増す消費電流に耐えられる代替の外部電源を使います。
キット基板の昇圧回路から HV5812の1番ピンにつながっているプリント基板裏面の配線パターンを切断して、代替電源としてXL6009 4A 可変DC-DC ステップアップモジュールを使ってACアダプタの9Vを25Vに昇圧した出力をHV5812の1番(VPP)pinと14番(GND)pinに供給しています。
結線図
国産ひのきを使った木製ケースにユニバーサル基板を収納
木製ケース
国産ひのきマスクケース組み立てキット(もくざい市場)を購入して、ユニバーサル基板化した蛍光表示管を収納するケースとしました。国産ひのきの香りが良いです。
完成サイズは、 (内寸)巾200×高さ100×奥行100mm、(外寸)巾230×高さ115×奥行130mm、板厚み15mmです。
キット付属のミニビス(木工用の半ネジタイプ、25ミリ)で板と板を固定します。天板のふたは未使用です。
組立て
ユニバーサル基板をケース内部に固定します。ケース背面に約7.5mmφの穴を開けてACアダプタの差し込みジャック(2.1mm標準DCジャック)を取り付け、底面の四隅にゴム足をタッピングネジで取り付けて完成です。
点灯実験
蛍光表示管IV-11の点灯をビデオ撮影(mp4、1024 x 768、10秒)しました。青緑色の発光色は趣のあるやさしい光です。